ヴィーナス・シティ とある男性がバーチャル世界にダイブしてみるとなんとその世界では女性の身体に!同じ世界に実社会では女子社員のたくましい男性となって存在!バーチャル世界ならではの“女性として”の責め苦をされてしまう!果たしてどうなってしまうのか!?

ヴィーナス・シティ (ハヤカワ文庫JA)
ヴィーナス・シティ (ハヤカワ文庫JA)
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真城の城レビュー

森口咲子、26歳、現在独身。職業は不良会社員。そんなあたしが、夜ごとコンピュータ・ネットワーク・ゲーム用の転換ルームをくぐり抜け、男性のボディを身にまとう―ジェンダーさえもが望みどおりとなる、コンピュータ・ネット上に構築されたヴァーチャル都市「ヴィーナス・シティ」が多発する暴力事件は国際的情報犯罪の布石だった。21世紀初頭、巨大ネットワーク国家となった日本を描いた第14回日本SF大賞受賞作。
(Amazon商品紹介より)

*真城の城レビューより*
 amazonの凄いところは「マーケットプレイス」という古本屋さんとの提携によって、古い本でも出品してくれている人がいればほぼ同じ手間で絶版本を購入することが出来るってことですね。
 今日紹介するのもそんな一冊。「ヴィーナス・シティ」です。

 簡単に言うと「ヴァーチャル・リアリティ」(何か懐かしい用語ですね(^^;;)世界と現実世界が見分けが付かないほどの電脳世界が構築されている近未来のお話。
 まあ、色々あるんですが主人公(と言っていいでしょう)の男性がとある方法にて「脅迫・拷問」を受けるんですが、これがスゴイ!

 まず現実世界で匿名で脅した上で指定のアカウントで電脳世界にアクセスさせます。
 ところがいざ電脳世界に行ってみると何とその姿は若い女性に!

 そして、「要求をきけ!さもないと…」ということであんなことやこんなことをされる、といううらやまし…じゃなくて…恐ろしい展開が待ち構えているのです!!

 この描写だけ取れば「18禁」の世界なのですが、「性描写が目的」ではなくて、あくまでも物語の道具として使っているのがポイント。

 もう一方の主人公の女性は趣味で男性の姿となって電脳世界に行っているのですが、あれこれあって男性主人公を助けるべく参戦してくれることになります。

 この二人、現実世界では上司と部下でとてもではないけど「折り合いがいい」とは言いがたい間柄。
 それが一方はか弱い女性の姿にされ、もう一方は逞(たくま)しい男性の姿で…というそそるシチュエーション!!
 あとは読んでのお楽しみ(^^。

 実は「第14回SF大賞」受賞作でもあるので流石に面白いです。読後感も爽やかで自信を持ってオススメ出来る一品。
 マーケットプレイスでしか手に入らないのは残念ですが、活字に抵抗の無いTSファンならば抑えておいて損は無いです。
 少し古い小説なので、若干時代との齟齬を感じないことも無いですが、娯楽作品として全く問題なしです。
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