
え?そりゃよくない。生きていればきっといいこともあるよ。
あたしは幻覚じゃなくて妖精です。本人が言ってるんだから間違いありません。
あなたの望みを何でも適えてあげる。恋の妖精だから恋愛関係しか駄目だけどね。
だれか好きな人とかいないかな?
え?あの川べりでリラックスしてるあの人?…お知り合いかしら?

話したことも無い?…何でみんなそんなにチャレンジャーかなあ…。
え?で、出来るわよ失礼な!出来るけど…別の人にしない?幼馴染で隣に住んでていつの間にか苗字で呼び捨てにしてて、子供の頃は毎朝起こしに来てくれた女の子とかいないの?
いない…か。クラスメートの憧れのマドンナとかでもいいのよ?
分かったわよ…そんなにヤケクソにならないでよ。
じゃあ行くわよ。あなたは必ず彼女と相思相愛になれます!
…あによ。何でそんなにビックリしてんの?彼女と相思相愛になれるように前提条件を整えてあげたんだから。
うん。とっても美人さんだけど、あの人女の人の方が好きみたい。だからあなたを女の子にする必要があるわけよ。
恋の悩みは100%適えるって言ったでしょうが。
…それにしても可愛いわねあんた。ちょっと野暮ったいくらいの露出度の低い恰好にロングスカートに安産体型。墨でも流したんじゃないかってくらい真っ黒な長い髪とか…。
でもって出るところは出て目が大きなロリ風味巨乳って…出来たらあたしがお相手したいくらいだわ…って冗談よ冗談。
ま、そんなこんなであなたの恋は必ず成就するから。
では行ってみよう!
(END)
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